#6 開発研修(ソロ)

こんにちは

まだ残暑が続いていますね。
かき氷の美味しい季節が長引いて良いですね。

というわけで今回は、先週から開発の研修に入ったので、SAPでの開発についてお話ししようかと思います。

SAPの開発と拡張

SAP Public Cloudでの開発では、なるべく元々ある標準機能を使っていこうという方針ですが、その標準機能を企業ごとの業務に合わせて「拡張・カスタマイズ」する開発がメインとなってきます。
つまり、「標準機能の利用」+「拡張・追加開発」の組み合わせでシステムが作られていきます。

その開発・拡張はざっくり 「カスタマイズ」 「In-App拡張」 「Side-by-Side」の3種類があります。

・カスタマイズ
SAPシステムが持つ既定の機能や設定項目を、企業の特定の業務や要件に合わせて調整するプロセスです。
コーディングではなく、SAP の管理画面で設定してシステムを業務に合わせる形なので、開発というより設定に近い気がします。

・In-App Extensibility
S/4HANA Cloudでよく使う方式で、コーディング不要/少量のスクリプトで拡張ができます。
S/4HANAの中にある拡張機能を使ってデータ項目の追加であったり、画面(UI)のボタン追加・非表示などができます。
コーディングが多少でてくるので開発らしさが出てきますね。

・Side-by-Side Extensibility
SAP本体はなるべく触らず、例えば BTP = Business Technology Platformと呼ばれるSAP社が提供するクラウド上の開発・運用プラットフォームに、新しいアプリを作るやり方です。
既存のIn-App開発が基幹システム内部で直接開発を行うのに対し、Side by Side開発は外付け(BTPなど)で行います。
これをすることで、SAP外で承認 → 最後にSAPに反映といった複雑なワークフローや、独自アプリケーションの開発もできます。

イメージで言うのであれば、
In-App = 「家の中をリフォームする」
→ SAPアプリの中(本体)を直接カスタマイズ/拡張する。

Side-by-Side = 「家の外に離れを建てる」
→ SAP本体に手を入れず、外部アプリを作ってAPIでつなげる。

といった感じでしょうか。

覚えることがたくさんあるので必死になっていますが、手を動かす機会もどんどん増えてきているので楽しいですね。

一人だけですが。

この記事を書いた人

 
出身学部系統:文系(外国語系)
プログラミングの経験:少しあり(2年間授業受けてました)
得意なこと:長時間ぼーっとする、占い、甘いものを食べる
一言:アイス食べたいです
 

目次