こんにちは
すっかり寒くなりましたね。
目覚めのお茶が美味しい季節になってきましたが、まず布団から出る方法を見つける必要があります。
研修で作った成果物の発表会が近くなってきたので、今回はその成果物を作る際に使用したABAPというプログラミング言語についてお話します。
ABAPとは
以前、開発研修についての回でお話をしましたが、
SAPでのコードを使う開発は「In-app」と「Side-by-Side」の2種類があります。
今回の学習ではIn-app開発がメインであり、どちらかというとノー/ローコードのものです。
ただ、ローコード言っても結局は自分でコーディングをする必要があります。
そんな時にSAPで使われる言語が「ABAP」と呼ばれるプログラミング言語です。
Advanced Business Application Programmingの略称で、SAPシステム製品の追加開発に使われます。
例えば、他の外部システムとの統合や、カスタムアプリケーションの開発といったものです。
言語としてはCOBOLが近く、しかしながらオブジェクト指向の概念も入っているためMETHOD…のような書き方もします。
Javaとも似てますね。
とても苦戦した…!
そんなABAPを開発研修で使っていたのですが、
なかなかどうして難しいと感じる部分が多く、四苦八苦で取り組んでいました。
命令は基本的に”ABAPキーワード”で始まり”ピリオド(.)”で終わるので、他の言語と比べてセミコロン(;)で終わるのではないので、最初は違和感があります。
また、データ型の書き方が少々特殊でして、TYPE… DATA… といった型宣言がSAP独自のものとなります。
学生時代や集合研修でC#をメインで習っていたので、それと比べると書き方がまったく異なります。
SAPメインの言語でもあるので、他の言語と比べて
・資料が少ない
・業務システム開発を前提としているので、体系的/段階的に学べる教材が少なく、公式ドキュメントもビジネス用語前提で書かれている。
・そもそもSAP環境前提なので、ローカルで動かせない
といった具合です。
慣れるまでは苦しい道を歩んでいく必要がありますが、トライ&エラーを繰り返して動くようになると超大作の映画や往年の名作文学を見終わったような気分になります。
まだまだ分からないことだらけではありますが、少しずつ理解できたらなと思っています。
暖房器具をフル稼働する季節がやって参りました。電気代は見ないようにします。

