こんにちは、佐野です。
研修が終わり、9月末よりGRANDITのバージョンアッププロジェクトに参画しています。
今回はそのプロジェクトについて、概要をご紹介します。
中原さんと同じプロジェクトに参画しているため、中原さんの記事もご覧下さい。
製造&単体テスト仕様書作成
製造では、現在お客様に導入されているGRANDITに施されているカスタマイズと同様のカスタマイズをバージョンアップされたGRANDITに適用しました。
基本的には既存のカスタマイズ部分をそのまま移植すればよかったのですが、バージョンアップによって標準の実装方法が変更されている部分があり、それに合わせてカスタマイズ部分も修正する必要がある点が難しかったです。
単体テスト仕様書作成では、製造で手を加えたソースコードをもとにテスト項目を作成しました。
仕様書のフォーマットを他のメンバーと統一するなど、実務ならではの進め方も学ぶことができました。
各機能の作業終了後にはレビュー依頼を出し、指摘事項の修正を行いました。レビュー者と認識に齟齬が生まれることもありましたが、しっかり確認を行い、齟齬をなくすよう努めました。
単体テスト
単体テストでは、単体テスト仕様書に記載された内容をもとに正しく動作するか確認しました。
研修では自分が行ったカスタマイズのテストを行うため、テスト方法で困ることはありませんでした。しかし、実務では他のメンバーが製造した機能をテストするため、テスト方法が分からず戸惑う場面もありました。そのような場合には、製造者やプロジェクトリーダーに確認するようにしていました。
これまでに経験した何倍ものテスト項目があり、1つの機能に6日かかってしまうこともありましたが、必要に応じてソースコードや詳細設計書を確認しながら着実にテストを進めました。
障害対応
障害対応では、単体テストで出た障害の調査と修正を行いました。
研修で学んだことを活かし、原因となる箇所の見当をつけて修正できました。
最も苦労したのがレイアウトの修正です。ある部分の幅を調整すると別の部分で不具合が起きることがあり、慎重に調整する必要がありました。
最後に
Gitによる管理やレビュー依頼、指摘事項の修正など、研修と実務の違いを体感しながら進めました。
これから先実務でつまづいた場合には、GRANDITの理解を深める機会だと考えて取り組んでいきたいです。

